身元保証サービスとは
身寄りのない独居の方やご家族がいても支援が受けられない方、病気になったり、認知症になった際に本人に代わって入院や介護施設への入所に際して、契約手続きしてくれたり、お金の支払いなどの心配がある方のために、支払を一時的に立て替えたりしてくれる民間のサービスです。また、緊急時の連絡先になったりしてくれたりします。
迫りくる認知症の生活リスクを少しでも軽減することができるかもしれません
東京都内では、2019年現在、認知症の人は46万人を超えており、2025年には約55万人に増加すると推計されています。
(東京都福祉保健局記事データ引用)
身近に起こりうる具体的なニーズ
・入院中に必要な物品の準備をして病院に届出
・検査や手術、予防接種などの同意
・入院計画や介護ケアプランの同意
・サービス付き高齢者住宅や介護施設へ入居するための手続き
・各種料金の支払い(成年後見人等が対応可能)
・お亡くなりになった際の遺体の引き取り、葬儀等
※ 民間サービスが中心なので、企業や団体等により内容は異なります。
身元保証サービスを利用するポイント
1 何に困っているか 要望を整理(生活支援・身元保証・死後事務委任・その他)する
2 自分に支払い能力があるか預金や財産から見極めをする
3 利用のたびに費用が発生するサービス、月ごとに費用が発生するサービスがあることを伝える
4 使う可能性がある期間(例えば平均余命)を想定して総額を計算してみる)
5 自分の資産状況と照らし合わせて、支払えるかどうかを検討するよう伝える。
6 自分がしてほしいこと、期待することを明確にして身元保証サービス事業者に伝える。
7 事業者ができないことは何か確認し、納得した上で書面などに残しておくよう伝える。
8 契約書(案)の内容は変えることができる場合はあるか、解約できるか確認するよう伝える。
ご利用者が契約した場合
1 自分の認知能力・身体能力が衰えた時にも適切なサポートが受けられるよう、誰と何の契約をして
いるかについて書面に残し、担当者、緊急連絡先等と共にわかりやすいところに保管するよう伝える。
2 契約の内容を変更したり、解約したりする場合の手続きを文書で説明してもらい、確認する。